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儘
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なり
ふりがな文庫
“
儘
(
なり
)” の例文
半「そんな事を云ってもいかんよ、悪事を平気な泥坊とはいいながら、目を
眩
(
まわ
)
した
儘
(
なり
)
お蘭さんを此の本堂の下の
石室
(
いしむろ
)
の中へ
生埋
(
いきうめ
)
にしたね」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「うむ。長かったのう。あの歌をば聞きおる
中
(
うち
)
に俺あ、悲あしゅう、情のうなった。この間死んだ
嬶
(
かかあ
)
が、真夜中になると眠った
儘
(
なり
)
にアゲナ調子で長い長い屁をば
放
(
こ
)
きよったが」
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
この紋がねえ、三蓋松に実の花菱が、そっくり
象嵌
(
ぞうがん
)
で出て居るってんだ、こいつア妙じゃアございませんか、これが
突込
(
つっこ
)
んだ
儘
(
なり
)
で有るんでがすが
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
……俺は五体中を
火傷
(
やけはた
)
した
儘
(
なり
)
、
今朝
(
けさ
)
、製鉄所の病院で息を吹き
返
(
かや
)
いた。
オンチ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
とザブリ水を
打掛
(
ぶっか
)
けて其の
儘
(
なり
)
にお
香剃
(
こうずり
)
の真似をして、暗いうちに葬りに成りましたから、誰有って知る者はございませんが、此の種を知っている者は土手の甚藏ばかり
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
男部屋の杉戸を
静
(
しずか
)
に閉って懐中から出して抜いたのは富五郎を
殺害
(
せつがい
)
して血に染まった
儘
(
なり
)
の
匕首
(
あいくち
)
、此の貞藏があっては敵討の妨げをする一人だから、
先
(
ま
)
ず
貞藏
(
これ
)
から片付けようというので
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
儘
漢検準1級
部首:⼈
16画
“儘”を含む語句
其儘
我儘
此儘
自儘
氣儘
気儘
我儘者
我儘娘
我儘三昧
吾儘
気随気儘
吾儘者
気儘頭巾
勝手気儘
力儘
我儘放埒
我儘育
自由自儘
気儘気随
氣儘少女
...