“かどちが”の漢字の書き方と例文
語句割合
門違100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うかゞふにあかりの氣も見えず能々よく/\見るに表の戸に貸店かしだないふ紙札かみふだ貼付はりつけある故是は門違かどちがひせしかと四邊あたり見廻みまはすに間違ひにもあらず吾助は何分不審ふしんはれねば直樣すぐさま家主方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ところがあくる日になつて姉の様子が急に変つてゐるんで、木場は初て其門違かどちがひを知つたんださうですが、もうどうする事もできず、結婚と云ふ事になつたのです。
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
... 今に君が家でももったら妹に命じて君の御妻君ごさいくんに教えて進ぜよう」大原は失望の気味「イヤそれは少しお門違かどちがい、僕は御令妹の調理された者をたべたいのが志願だね」
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)