“紙札”の読み方と例文
読み方割合
かみふだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとそこには、しろい、ふとい、大根だいこんがいろいろとならべてあって、そのなかのいちばんふといのに、あか紙札かみふだがついて、「一等賞とうしょう」といてありました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
書物はみな難しくて、能登にはわからぬものである。——が、童女人形についていた紙札かみふだだけは彼にも読めた。それには
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うかゞふにあかりの氣も見えず能々よく/\見るに表の戸に貸店かしだないふ紙札かみふだ貼付はりつけある故是は門違かどちがひせしかと四邊あたり見廻みまはすに間違ひにもあらず吾助は何分不審ふしんはれねば直樣すぐさま家主方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)