“狐惑”の読み方と例文
読み方割合
こわく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東海道箱根山上にて狐惑こわくの一事を聞きしことがある。それは今より三十四、五年前の出来事で、余が箱根滞在中に起こった事実談である。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
七島にはきつねがおらぬから、狐惑こわくや狐きの話はない。その代わりに大島ではいたちにだまさるると申しておる。また、八丈では山猫にだまさるるとの説がある。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
さて、狐惑こわく、狐憑きの説明につきては、物理的方面と心理的方面との両様より考えなければならぬ。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)