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狐惑
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こわく
ふりがな文庫
“
狐惑
(
こわく
)” の例文
東海道箱根山上にて
狐惑
(
こわく
)
の一事を聞きしことがある。それは今より三十四、五年前の出来事で、余が箱根滞在中に起こった事実談である。
おばけの正体
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
七島には
狐
(
きつね
)
がおらぬから、
狐惑
(
こわく
)
や狐
憑
(
つ
)
きの話はない。その代わりに大島では
鼬
(
いたち
)
にだまさるると申しておる。また、八丈では山猫にだまさるるとの説がある。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
さて、
狐惑
(
こわく
)
、狐憑きの説明につきては、物理的方面と心理的方面との両様より考えなければならぬ。
迷信解
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
されば、管狐、人狐、犬神、トウビョウ等は、これを説明するに総括して同一種と見て差し支えない。つまり、世のいわゆる
狐惑
(
こわく
)
、
狐
(
きつね
)
憑きと同じ道理をもって説明ができるわけである。
迷信解
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
世に
狐惑
(
こわく
)
談多き中には、かくのごときの類もすくなくなかろうと思う。
おばけの正体
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
▼ もっと見る
例えば
狐惑
(
こわく
)
、
狐憑
(
きつねつ
)
きのごとき、幽霊のごとき、みな心より呼び起こすところの妖怪である。されば、心は妖怪の母と申してよろしい。そのうえに、妖怪を見て妖怪と知るはみな心の作用に相違ない。
迷信解
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
狐
漢検準1級
部首:⽝
9画
惑
常用漢字
中学
部首:⼼
12画
“狐”で始まる語句
狐
狐狸
狐疑
狐火
狐憑
狐格子
狐色
狐拳
狐狗狸
狐鼠々々