“腹鼓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はらつづみ60.0%
はらづつみ26.7%
はらつゞみ13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世にたぬき腹鼓はらつづみと伝うる怪談があるも、深更になると遠方の物音が手近く聞こゆるから、山寺の木魚の音などを誤って狸の腹鼓とすることが多い。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
次郎七と五郎八は、あっけにとられて、しばらく狸の腹鼓はらづつみを聞いていました。それから初めてわれに返ると、五郎八は次郎七の肩を叩いて言いました。
狸のお祭り (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
すると、熊岡氏の画室アトリエから小鼓こつゞみがぽんぽん聞え出した。狸の腹鼓はらつゞみのやうなおとである。