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腹鼓
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はらつゞみ
ふりがな文庫
“
腹鼓
(
はらつゞみ
)” の例文
すると、熊岡氏の
画室
(
アトリエ
)
から
小鼓
(
こつゞみ
)
の
音
(
ね
)
がぽんぽん聞え出した。狸の
腹鼓
(
はらつゞみ
)
のやうな
音
(
おと
)
である。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
兄
(
あにき
)
もねえもんだ、
兄
(
あにき
)
(
狸
(
たぬき
)
)の
腹鼓
(
はらつゞみ
)
が聞いて
呆
(
あき
)
れると
吐
(
ぬか
)
しやアがるから、やい
此
(
こ
)
ン
畜生
(
ちくしやう
)
、
手前
(
てめえ
)
は
懶惰者
(
なまけもん
)
でべん/\と遊んでゐるから、
何処
(
どこ
)
へ
奉公
(
ほうこう
)
に
遣
(
や
)
つたつて置いてくれる者もないから
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“腹鼓”の解説
腹鼓(はらつづみ)とは、腹いっぱいに食べて満足した人が腹を鼓のようにして打つ有様のこと。腹太鼓(はらだいこ)とも。
中国の歴史書である『帝王世紀』や『十八史略』には、堯の時代が太平で,食が足りて,民心が安定していたということを伝える故事として「鼓腹撃壌」の話を挙げている。
これに対して日本の説話では、狸が月夜に腹鼓を打って狸囃子を奏でる話がしばしば登場する。
(出典:Wikipedia)
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
鼓
常用漢字
中学
部首:⿎
13画
“腹”で始まる語句
腹
腹這
腹立
腹癒
腹掛
腹痛
腹匍
腹部
腹背
腹帯