腹鼓はらつゞみ)” の例文
すると、熊岡氏の画室アトリエから小鼓こつゞみがぽんぽん聞え出した。狸の腹鼓はらつゞみのやうなおとである。
あにきもねえもんだ、あにきたぬき)の腹鼓はらつゞみが聞いてあきれるとぬかしやアがるから、やい畜生ちくしやう手前てめえ懶惰者なまけもんでべん/\と遊んでゐるから、何処どこ奉公ほうこうつたつて置いてくれる者もないから
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)