“懶惰者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なまけもの77.8%
なまくらもの11.1%
なまけもん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といふと、何から何まで蟻は人間と同じやうだが、蟻には人間のやうな懶惰者なまけものがゐない。のみならず、女を大事にする事さへも知つてゐる。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
人間が牛や馬を養つてゐるやうに、蟻もまた家畜を飼つてゐる——といふと、何から何まで蟻は人間と同じやうだが、蟻には人間のやうな懶惰者なまくらものがゐないだけに、女を大事にする事を知つてゐる。
あにきもねえもんだ、あにきたぬき)の腹鼓はらつゞみが聞いてあきれるとぬかしやアがるから、やい畜生ちくしやう手前てめえ懶惰者なまけもんでべん/\と遊んでゐるから、何処どこ奉公ほうこうつたつて置いてくれる者もないから
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)