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懶惰者
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なまけもの
ふりがな文庫
“
懶惰者
(
なまけもの
)” の例文
といふと、何から何まで蟻は人間と同じやうだが、蟻には人間のやうな
懶惰者
(
なまけもの
)
がゐない。のみならず、女を大事にする事さへも知つてゐる。
独楽園
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
然るに、仮令銭は渡せない分とも、その銭は渡すことならぬ、というその銭は、何ういうつもりで書いたのだろう? 自分は
平常
(
ふだん
)
懶惰者
(
なまけもの
)
で通っている。
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
夫というのは
懶惰者
(
なまけもの
)
の、酒飲みで
普通
(
あたりまえ
)
の人間でない。けれど翁は
斯様
(
こんな
)
者でも自分の傍に
置
(
おい
)
て意とせなかった。
点
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ところへ外からおとずれたのは居残っていた(この母の言葉を借りて言えば)
懶惰者
(
なまけもの
)
、不忠者の下男だ。
武蔵野
(新字新仮名)
/
山田美妙
(著)
『
立
(
た
)
つて、やり
直
(
なほ
)
せ、
今度
(
こんど
)
は「
懶惰者
(
なまけもの
)
の
聲
(
こゑ
)
」を』とグリフォンが
云
(
い
)
ひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
時計は二時三十分のところで両手をさし上げた儘、
懶惰者
(
なまけもの
)
の大学生のやうに昼寝をしてゐた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
そしてそれを発明したのは小心者の癖に
懶惰者
(
なまけもの
)
である「教育者」といふ階級である。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
懶
漢検1級
部首:⼼
19画
惰
常用漢字
中学
部首:⼼
12画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“懶惰”で始まる語句
懶惰
懶惰人
懶惰女
懶惰漢
懶惰卑猥
懶惰放縦