“一(ひい)” の例文
私は、それを一(ひい)、二(ふ)う、三(み)い? と数えあげたり、ひよつとして栄螺の呟きでも聞えないかしら? と耳を傾けたりした。
熱い風 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
……一(ひい)、二(ふう)、三(みい)、四(よう)、もう七歳(ななつ)になる。もう五年したら。白いヴェールを被(かぶ)らせ、透き編みの靴下をはかせよう。一人前の娘さんのようになるだろう。
譜本(ふほん)で歌(うた)を唱(うた)ふやうに、時(ま)も距離(きょり)も釣合(つりあひ)も違(ちが)へず、一(ひい)、二(ふう)と間(ま)を置(お)いて、三(みッ)つと言(い)ふ途端(とたん)に敵手(あひて)の胸元(むなもと)へ貫通(ずぶり)、絹鈕(きぬぼたん)をも芋刺(いもざし)にしようといふ決鬪師(けっとうし)ぢゃ。
「一(ひい)、二(ふう)、三(みい)、四(よう)、五(いつ)。一(ひい)、二(ふう)、三(みい)、四(よう)、五(いつ)。一(ひい)、二(ふう)、三(みい)、四(よう)、五(いつ)。」
湖水の女 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
エンヤラ一(ひい)、エンヤラ二(ふう)。
蕗の下の神様 (新字新仮名) / 宇野浩二(著)
「一(ひい)、二(ふう)、三(みい)、四(よう)、五(いつ)。一(ひい)、二(ふう)、三(みい)、四(よう)、五(いつ)。一(ひい)、二(ふう)、三(みい)、四(よう)、五(いつ)。」
湖水の女 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)