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『蕗の下の神様』
ふりがな文庫
『
蕗の下の神様
(
ふきのしたのかみさま
)
』
今は昔、もうずっとの昔のことですが、北海道にコロボックンクルという、妙な神様が住んでおられました。その時分はまだ北海道には日本人が一人もいなくて、山には熊、川には鮭、そして人間といえばアイヌ人ばかりでした。だからコロボックンクルはアイヌ人の …
著者
宇野浩二
初出
「赤い鳥 第六巻第一号」赤い鳥社、1921(大正10)年1月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
一
(
ひい
)
尺
(
さし
)
二
(
ふう
)
終
(
しまい
)
先
(
せん
)
凍
(
こお
)
或
(
あるい
)
有難
(
ありがと
)
私
(
わし
)
兎
(
うさぎ
)
刻
(
きざ
)
増
(
まし
)
定
(
きま
)
怠
(
なま
)
恥
(
はじ
)
敏捷
(
すばしこ
)
明日
(
あした
)
暮
(
くら
)
欺
(
だま
)
温
(
あたた
)
直
(
すぐ
)
考
(
かんがえ
)
舌皷
(
したつづみ
)
誰
(
だれ
)
頃
(
ごろ
)
丁度
(
ちょうど
)
中
(
うち
)
今迄
(
いままで
)
何故
(
なぜ
)
俵
(
たわら
)
俺
(
おれ
)
先廻
(
さきまわ
)
又
(
また
)
取捉
(
とっつか
)
可哀
(
かわい
)
可愛
(
かわい
)
吹
(
ふ
)
呶鳴
(
どな
)
唄
(
うた
)
唯
(
ただ
)
善
(
よ
)
喫驚
(
びっくり
)
四阿
(
あずまや
)
埋
(
うず
)
壊
(
こわ
)
大儀
(
たいぎ
)
妙
(
みょう
)
家
(
うち
)
寝床
(
ねどこ
)
屹度
(
きっと
)
己
(
おの
)
引剥
(
ひきは
)
悄気
(
しょげ
)
悪賢
(
わるがしこ
)
愈々
(
いよいよ
)
慾張
(
よくば
)
我慢
(
がまん
)
或日
(
あるひ
)
折角
(
せっかく
)
拍子
(
ひょうし
)
拡
(
ひろ
)
捕
(
と
)
掘
(
ほ
)
掛
(
か
)
旨
(
うま
)
早速
(
さっそく
)
昔
(
むかし
)
暫
(
しばら
)
桝
(
ます
)
欠伸
(
あくび
)
欲
(
ほ
)
殆
(
ほとん
)
流石
(
さすが
)
湧
(
わ
)
潰
(
つぶ
)
炊
(
た
)
無暗
(
むやみ
)
熊
(
くま
)
独言
(
ひとりごと
)
生憎
(
あいにく
)
癖
(
くせ
)
眺
(
なが
)
私等
(
わしら
)
程
(
ほど
)
筈
(
はず
)
網
(
あみ
)
綺麗
(
きれい
)
者
(
もの
)
肝心
(
かんじん
)
腕枕
(
うでまくら
)
蓑
(
みの
)
蔭
(
かげ
)
蕗
(
ふき
)
薪
(
まき
)
襤褸
(
ぼろ
)
貰
(
もら
)
辛抱
(
しんぼう
)
迄
(
まで
)
逃
(
に
)
邪険
(
じゃけん
)