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邪険
ふりがな文庫
“邪険”の読み方と例文
旧字:
邪險
読み方
割合
じゃけん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じゃけん
(逆引き)
涙
(
なみだ
)
を目に一ぱいにしたかとみるまに、
抱
(
だ
)
いてたわが子を
邪険
(
じゃけん
)
にかきのけて、おいおい声を立てて
泣
(
な
)
きだすようなことがあるのである。
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
恋い慕うものならば、
馬士
(
うまかた
)
でも船頭でも、われら坊主でも、
無下
(
むげ
)
に
振切
(
ふりき
)
って
邪険
(
じゃけん
)
にはしそうもない、
仮令
(
たとえ
)
恋はかなえぬまでも、
然
(
しか
)
るべき返歌はありそうな。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
継子の夫を持てばやはり違うのかと奉公人たちはかんたんにすかされて、お定の方へ眼を配るとお定もお光にだけは
邪険
(
じゃけん
)
にするような
気配
(
けはい
)
はないようだった。
蛍
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
邪険(じゃけん)の例文をもっと
(7作品)
見る
“邪険”の意味
《名詞》
邪険(じゃけん)
慈悲の心が無く、物事を荒く扱うこと。意地が悪いこと。
(出典:Wiktionary)
邪
常用漢字
中学
部首:⾢
8画
険
常用漢字
小5
部首:⾩
11画
“邪”で始まる語句
邪慳
邪
邪魔
邪推
邪気
邪悪
邪念
邪見
邪心
邪鬼
“邪険”のふりがなが多い著者
宇野浩二
伊藤左千夫
織田作之助
泉鏡花
海野十三