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非違
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ひい
ふりがな文庫
“
非違
(
ひい
)” の例文
……
非違
(
ひい
)
は非違として、手前がいささか推理の法に通じていることは、あなたもたぶんご存じのはず。
顎十郎捕物帳:16 菊香水
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
日ごろのあることないこと、
非違
(
ひい
)
、
指弾
(
しだん
)
の紛々のうるささに、さしも、かなわじと、敗れ果ててのおん顔……。じじも、無念の涙に、よう詳しくもまだ、伺うてはおりませぬ
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
万一にも幕府に
非違
(
ひい
)
があれば、敢然と起って
朝
(
ちょう
)
の御盾とならなければならぬ、忠とはそのことの
謂
(
いい
)
だと仰せられました、……靖献遺言がまことに義烈の精神をやしなう書であるなら
菊屋敷
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
『
非違
(
ひい
)
もないのに、なぜ、わが殿は、さまでに、お弱気なのやら。……おれは、たまらぬ、
業
(
ごう
)
が
煮
(
に
)
える。まるで、
姑
(
しゅうと
)
、
小姑
(
こじゅうと
)
みたいな
悪公卿
(
あくくげ
)
どもの、もやもやを、見ておられる上皇も上皇だ』
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“非違”の意味
《名詞》
法令に違反すること。また、その行為。違法。
(出典:Wiktionary)
非
常用漢字
小5
部首:⾮
8画
違
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“非”で始まる語句
非
非道
非常
非業
非人
非難
非凡
非番
非常時
非情