“退校”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひけ50.0%
たいかう16.7%
たいこう16.7%
ひい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
學校がくかうきにもきにもひに世話せわをやかしたることなく、あさめしべるとして三退校ひけ道草みちくさのいたづらしたことなく、自慢じまんではけれど先生せんせいさまにももの
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ひとりいてるといへば至極しごく温順おとなしくきこえるが、其癖そのくせ自分じぶんほど腕白者わんぱくもの同級生どうきふせいうちにないばかりか、校長かうちやうあまして數々しば/\退校たいかうもつおどしたのでも全校ぜんかうだい一といふことがわかる。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
きのうは校長まででてきて、いま一芳輔の両親にも話し、本人にもさとしてくれ。こんど不都合ふつごうがあればすぐ退校たいこうめいずるからという話であったそうな。どんな不都合ふつごうを働いた。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
梅ちゃんは十歳とおの年から世話になったが、卒業しないで退校ひいても先生別に止めもしなかった、今は弟の時坊が尋常二年で、先生の厄介になっている
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)