しげる)” の例文
おばあ様はしげるほおずりし給ひ、もう今から、帰つたあとでこの児が一番心にかかるべしと申され候。
ひらきぶみ (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
そのおどろきに父さまの事は忘れたらしく候へば、箱根へかかり候まで泣きいぢれて、ようてをり候しげるを起しなど致し候へば、また去年の旅のやうに虫を出だし候てはと、まさぬはずの私の乳ふくませ
ひらきぶみ (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
しげるさん、麟坊りんばうさん、八峰やつをさん……
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)