“正秀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まさひで55.6%
せいしう44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近江には丈草じょうそう許六きょりく尚白しょうはく智月ちげつ乙州おとくに千那せんな正秀まさひで曲翠きょくすい珍碩ちんせき李由りゆう毛紈もうがん程已ていいなどと申すようにおびただしく出て、皆腕こきのしたたか者です。
俳句上の京と江戸 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
見送る母の側には、久子をまん中にして、ことし十六の正秀まさひで、十四の正平まさひら、十一の朝成ともしげの三児が、立ち並んでいた。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、その中でもたつた一人、座敷の隅にうづくまつて、ぴつたり畳にひれ伏した儘、慟哭どうこくの声を洩してゐたのは、正秀せいしうではないかと思はれる。
枯野抄 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
此時病床びやうじやうもとにありし門人○木節もくせつ(翁に薬をあたへたる医なり)○去来きよらい惟然ゐねん正秀せいしう之道しだう支考しかう呑舟どんしう丈草ぢやうさう乙州おつしう伽香かかう以上十人なり。