“惟然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゐねん36.4%
いぜん36.4%
いねん27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此時病床びやうじやうもとにありし門人○木節もくせつ(翁に薬をあたへたる医なり)○去来きよらい惟然ゐねん正秀せいしう之道しだう支考しかう呑舟どんしう丈草ぢやうさう乙州おつしう伽香かかう以上十人なり。
かつて一度は同じ連衆に参加した者の間にすら、後々のちのちは異説を生じ、越人えつじん支考しこう許六きょりく惟然いぜんなどは互いにののしりまた争っていたのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それはやはりあなたも素人観しろうとかんの御多分に漏れません。よく一茶を惟然いねん大江丸おおえまるに比較して、滑稽詩人の中へ素人しろうとが入れたがります。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)