“ゐねん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
惟然80.0%
維年20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此時病床びやうじやうもとにありし門人○木節もくせつ(翁に薬をあたへたる医なり)○去来きよらい惟然ゐねん正秀せいしう之道しだう支考しかう呑舟どんしう丈草ぢやうさう乙州おつしう伽香かかう以上十人なり。
「俳諧なども生涯の道の草にしてめんどうなものなり」とは芭蕉の惟然ゐねんに語つた言葉である。その他俳諧を軽んじた口吻こうふんは時々門人に洩らしたらしい。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
源波響は蠣崎かきざき氏、名は広年くわうねん、字は世詁せいこ、一に名は世祜せいこ、字は維年ゐねんに作る。通称は将監しやうげんである。画を紫石応挙の二家に学んだ。明和六年生だから、此年三十五歳であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)