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惟然
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ゐねん
ふりがな文庫
“
惟然
(
ゐねん
)” の例文
此時
病床
(
びやうじやう
)
の
下
(
もと
)
にありし門人○
木節
(
もくせつ
)
(翁に薬をあたへたる医なり)○
去来
(
きよらい
)
○
惟然
(
ゐねん
)
○
正秀
(
せいしう
)
○
之道
(
しだう
)
○
支考
(
しかう
)
○
呑舟
(
どんしう
)
○
丈草
(
ぢやうさう
)
○
乙州
(
おつしう
)
○
伽香
(
かかう
)
以上十人なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
が、詩人芭蕉は又一面には「世渡り」にも長じてゐた。芭蕉の
塁
(
るゐ
)
を
摩
(
ま
)
した諸俳人、凡兆、
丈艸
(
ぢやうさう
)
、
惟然
(
ゐねん
)
等はいづれもこの点では芭蕉に
若
(
し
)
かない。
続芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
此時
病床
(
びやうじやう
)
の
下
(
もと
)
にありし門人○
木節
(
もくせつ
)
(翁に薬をあたへたる医なり)○
去来
(
きよらい
)
○
惟然
(
ゐねん
)
○
正秀
(
せいしう
)
○
之道
(
しだう
)
○
支考
(
しかう
)
○
呑舟
(
どんしう
)
○
丈草
(
ぢやうさう
)
○
乙州
(
おつしう
)
○
伽香
(
かかう
)
以上十人なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「俳諧なども生涯の道の草にしてめんどうなものなり」とは芭蕉の
惟然
(
ゐねん
)
に語つた言葉である。その他俳諧を軽んじた
口吻
(
こうふん
)
は時々門人に洩らしたらしい。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
一々
惟然
(
ゐねん
)
吟声しければ、師
丈艸
(
ぢやうさう
)
が句を今一度と望みたまひて、丈艸でかされたり、いつ聞いてもさびしをり整ひたり、面白し面白しと、しは
嗄
(
が
)
れし声もて讃めたまひにけり。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
が、彼等は
肚
(
はら
)
の底ではどちらも「糞やけ
道
(
だう
)
」を通つてゐた。芭蕉の門弟だつた
惟然
(
ゐねん
)
も亦或はかう云ふ一人だつたかも知れない。しかし彼は一茶のやうに図太い根性を持つてゐなかつた。
続芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
惟
漢検準1級
部首:⼼
11画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“惟然”で始まる語句
惟然坊