“正平”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうへい81.8%
せいへい9.1%
まさひら9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懐良王は、後醍醐ごだいご帝の皇子、延元えんげん三年、征西大将軍に任じ、筑紫つくし鎮撫ちんぶす。菊池武光きくちたけみつこれに従い、興国こうこくより正平しょうへいに及び、勢威おおいに張る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
の立言正平せいへいなるを以て太祖の嘉納するところとなりしまたこれ一個の好人物なり。時に事に当る者、子澄、泰の輩より以下、皆諸王を削るを議す。独り御史ぎょし韓郁かんいくとは説を異にす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
見送る母の側には、久子をまん中にして、ことし十六の正秀まさひで、十四の正平まさひら、十一の朝成ともしげの三児が、立ち並んでいた。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)