“せいへい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
政柄46.2%
生平15.4%
政弊7.7%
正平7.7%
清平7.7%
精兵7.7%
西平7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紀元前八十八年ズルラ政柄せいへいを得つる時、マリウスこれと兵馬の權を爭ふ。所謂第一内訌ないこう是なり。
君兪は名家に生れて、気位きぐらいも高く、かつ豪華で交際を好む人であったので、九如は大金をもたらして君兪のために寿じゅを為し、是非ともどうか名高い定鼎を拝見して、生平せいへいの渇望をしたいと申出もうしだした。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
もし松平定信この時にでて、皇室を尊び、政弊せいへいを革新し、天下の重望をつなげる学者を、幕府の中心に集め、節倹励行れいこう、士風の堕落をすくい、遠慮善謀、農商の生産を厚うし、万民ばんみんをしてその処を得
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
の立言正平せいへいなるを以て太祖の嘉納するところとなりしまたこれ一個の好人物なり。時に事に当る者、子澄、泰の輩より以下、皆諸王を削るを議す。独り御史ぎょし韓郁かんいくとは説を異にす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
これもっ九天邪きゅうてんじゃるの使つかいもうけ、十悪を罰するのつらね、魑魅魍魎ちみもうりょうをして以て其奸そのかんるる無く、夜叉羅刹やしゃらせつをして其暴そのぼうほしいままにするを得ざらしむ。いわんや清平せいへいの世坦蕩たんとうのときにおいてをや。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
惜しまれたものだろうが、さりとて彼も尋常な武将ではない。さだめし、よこした将士は粒よりの精兵せいへいだろう
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時、曹操はちょうど、荊州へ攻め入る計画で河南の西平せいへい(京広線西平)まで来たところだったが、急に陣中へ袁譚の使いが着いたとのことに、威容を正して辛毘を引見した。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)