“気位”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣位
読み方割合
きぐらい96.7%
きぐらゐ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これまた、円心におくれては、自身のこけんにかかわるような気位きぐらいで、ありもせぬ兵略や猛気をふるッているものと思われる。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今から考えて見ると先方が横柄なのではない、こっちの気位きぐらいが高過ぎたから普通の応接ぶりが横柄に見えたのかも知れない。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あの女は顔こそ綺麗ですが、中々気位きぐらゐが高いものですからね。
長崎小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)