“きぐらゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
氣位80.0%
気位20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
了簡りようけん一つではいまのお内儀かみさんに三くだはんをもられるのだけれど、おまへ氣位きぐらゐたかいからげんさんと一處ひとつにならうとはおもふまい、それだものなほことぶん子細しさいがあるものか
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一體私は、例へば彼女のやうに一種の氣位きぐらゐを持つ人に服從することに快さを感じ、自分の良心と自尊心が受けれる範圍でならば、積極的な意志の前に跪くのが私の性質であつた。
あの女は顔こそ綺麗ですが、中々気位きぐらゐが高いものですからね。
長崎小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)