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万民
読み方 | 割合 |
ばんみん | 66.7% |
おほむたから | 33.3% |
今豊臣の
政久しからずとも、
万民一五三和ははしく、
戸々に
一五四千秋楽を
唱はん事ちかきにあり。君が
望にまかすべしとて八字の句を
諷ふ。そのことばにいはく
もし松平定信この時に
出でて、皇室を尊び、
政弊を革新し、天下の重望を
繋げる学者を、幕府の中心に集め、節倹
励行、士風の堕落を
済い、遠慮善謀、農商の生産を厚うし、
万民をしてその処を得
卿が
道ふ所の如くば、
其の勝たむこと必ず
然らむ。
但だ
吾が
情に
冀ふは、十年百姓を
役はず、一身の故を以て、
豈に
万民を
煩はし
労らしめむや。