万民ばんみん)” の例文
旧字:萬民
今豊臣のまつりごと久しからずとも、万民ばんみん一五三にぎははしく、戸々ここ一五四千秋楽をうたはん事ちかきにあり。君がのぞみにまかすべしとて八字の句をうたふ。そのことばにいはく
もし松平定信この時にでて、皇室を尊び、政弊せいへいを革新し、天下の重望をつなげる学者を、幕府の中心に集め、節倹励行れいこう、士風の堕落をすくい、遠慮善謀、農商の生産を厚うし、万民ばんみんをしてその処を得
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)