“政柄”の読み方と例文
読み方割合
せいへい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多分江戸で白河樂翁侯が政柄せいへいを執つてゐた寛政の頃ででもあつただらう。智恩院ちおんゐんの櫻が入相の鐘に散る春の夕に、これまで類のない、珍らしい罪人が高瀬舟に載せられた。
高瀬舟 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
紀元前八十八年ズルラ政柄せいへいを得つる時、マリウスこれと兵馬の權を爭ふ。所謂第一内訌ないこう是なり。
後日私に継いで政柄せいへいを執り、琉球にかねたがをはめるのはこの児であろうといったとの伝承がございますが、この寧馨児ねいけいじこそは他日薩州と琉球とを融和させた所の羽地按司はねじあんじ向象賢であります。
琉球史の趨勢 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)