“寧馨児”の読み方と例文
読み方割合
ねいけいじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五歳にして六甲を誦し、八歳にして詩書に通じ、百家を観たという寧馨児ねいけいじであった。田舎役人の県知事などが、李白に敵うべき道理がなかった。
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
十四歳初めて新聞に寄書し、十九歳小説を著わし、二十一歳既に一家を成した漣はまれに見る寧馨児ねいけいじであった。
学校で植物学を教えるにも先生はこんな道理をも織り込んで、他日必ずや日本帝国の中堅となるべき今日の寧馨児ねいけいじを教育せられんことを国家のために切望する。