トップ
>
寧馨児
>
ねいけいじ
ふりがな文庫
“
寧馨児
(
ねいけいじ
)” の例文
五歳にして六甲を誦し、八歳にして詩書に通じ、百家を観たという
寧馨児
(
ねいけいじ
)
であった。田舎役人の県知事などが、李白に敵うべき道理がなかった。
岷山の隠士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
十四歳初めて新聞に寄書し、十九歳小説を著わし、二十一歳既に一家を成した漣は
稀
(
まれ
)
に見る
寧馨児
(
ねいけいじ
)
であった。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
学校で植物学を教えるにも先生はこんな道理をも織り込んで、他日必ずや日本帝国の中堅となるべき今日の
寧馨児
(
ねいけいじ
)
を教育せられんことを国家のために切望する。
牧野富太郎自叙伝:02 第二部 混混録
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
蕪村門下の
寧馨児
(
ねいけいじ
)
として聞えた松村月渓もその一人で、平素よく、物の風味のわからない人達に、芸事の細かい呼吸が解せられようはずがないといいいいしていて、弟子をとる場合には
艸木虫魚
(新字新仮名)
/
薄田泣菫
(著)
後日私に継いで
政柄
(
せいへい
)
を執り、琉球に
金
(
かね
)
の
箍
(
たが
)
をはめるのはこの児であろうといったとの伝承がございますが、この
寧馨児
(
ねいけいじ
)
こそは他日薩州と琉球とを融和させた所の
羽地按司
(
はねじあんじ
)
向象賢であります。
琉球史の趨勢
(新字新仮名)
/
伊波普猷
(著)
▼ もっと見る
頼氏は
寧馨児
(
ねいけいじ
)
を有せり。襄の学業は
駸々
(
しん/\
)
として進めり。
頼襄を論ず
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
寧
常用漢字
中学
部首:⼧
14画
馨
漢検準1級
部首:⾹
20画
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“寧”で始まる語句
寧
寧子
寧楽
寧日
寧波
寧親
寧静
寧夏
寧王
寧斎