生平せいへい)” の例文
生平せいへい実に坦坦、文章学術を以て太祖に仕え、礼儀の制、選挙の法を定むるの議にあずかりて定むる所多く、帝の洪範こうはんの注成るや、命をけて序をつくり、勅修ちょくしゅうの書、省躬録せいきゅうろく書伝会要しょでんかいよう
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
君兪は名家に生れて、気位きぐらいも高く、かつ豪華で交際を好む人であったので、九如は大金をもたらして君兪のために寿じゅを為し、是非ともどうか名高い定鼎を拝見して、生平せいへいの渇望をしたいと申出もうしだした。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)