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俤立
ふりがな文庫
“俤立”の読み方と例文
読み方
割合
おもかげだ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもかげだ
(逆引き)
貴婦人の背の高かったこと、蚊帳の天井から真白な顔が突抜けて出たようで——いまだに気味の悪さが
俤立
(
おもかげだ
)
ってちらちらします。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
稲を
潜
(
くぐ
)
って隠れた水も、一面に
俤立
(
おもかげだ
)
って
紫雲英
(
げんげ
)
が咲満ちたように明るむ、と心持、天の端を、ちらちら
白帆
(
しらほ
)
も
行
(
ゆ
)
きそうだった。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
私は
凭懸
(
よっかか
)
るものもなく、ぼんやり
暗
(
やみ
)
の中に立ったがね、あの人は、と思うと、目の下に、黒髪が
俤立
(
おもかげだ
)
つ。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
俤立(おもかげだ)の例文をもっと
(6作品)
見る
俤
漢検1級
部首:⼈
9画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“俤”で始まる語句
俤
俤人
俤橋
“俤立”のふりがなが多い著者
泉鏡花
泉鏡太郎