山越しの阿弥陀像の画因 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死 (新字旧仮名) / 長与善郎(著)
ノンシャラン道中記:08 燕尾服の自殺 ――ブルゴオニュの葡萄祭り―― (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
で、京都では段々と仏師に名人もなくなり、したがって仏師屋も少なくなり、今日では、寺町通りへ行っても、昔日の俤はありますまい。
幕末維新懐古談:08「木寄せ」その他のはなし (新字新仮名) / 高村光雲(著)
作家の俤のない小説はつまらない、という風に、これも二次的な理解で云ったのに、北原がくってかかって云っているのです。
獄中への手紙:08 一九四一年(昭和十六年) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
されど最も我目に留まりしはそれにはあらず。君が目、君が黒髮なりき。人となり給へる今も、その俤は明に殘れり。
即興詩人 (旧字旧仮名) / ハンス・クリスチャン・アンデルセン(著)
『新訳源氏物語』初版の序 (新字新仮名) / 上田敏(著)
明治座評:(明治二十九年四月) (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
ノルウェイの渓谷の新緑は特殊な柔味があり、木々の枝葉は生い繁り、夏には北方の気候の俤は更にない。
人口論:02 第二篇 近代ヨオロッパ諸国における人口に対する妨げについて (新字新仮名) / トマス・ロバート・マルサス(著)