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『我が子の死』
ふりがな文庫
『
我が子の死
(
わがこのし
)
』
三十七年の夏、東圃君が家族を携えて帰郷せられた時、君には光子という女の児があった。愛らしい生々した子であったが、昨年の夏、君が小田原の寓居の中に意外にもこの子を失われたので、余は前年旅順において戦死せる余の弟のことなど思い浮べて、力を尽して …
著者
西田幾多郎
ジャンル
哲学 > 東洋思想 > 日本思想
初出
「国文学史講話」東京開成館、大坂開成館、1908(明治41)年3月15日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
疎
(
そ
)
直
(
ただち
)
初子
(
はつご
)
詳
(
つまびら
)
出
(
い
)
悲
(
かなしみ
)
濃
(
こま
)
委
(
まか
)
堪
(
た
)
度
(
たび
)
恵
(
めぐみ
)
凡
(
すべ
)
能
(
あた
)
此処
(
ここ
)
栄辱
(
えいじょく
)
消失
(
きえう
)
果敢
(
はか
)
飢渇
(
きかつ
)
東圃
(
とうほ
)
疵
(
きず
)
稚心
(
おさなごころ
)
究竟
(
くっきょう
)
窮
(
きわ
)
窺
(
うかが
)
篋底
(
きょうてい
)
行李
(
こうり
)
一堆
(
いったい
)
固
(
もと
)
一杓
(
いっしゃく
)
一毫
(
いちごう
)
俤
(
おもかげ
)
償
(
つぐな
)
其者
(
そのもの
)
出立
(
しゅったつ
)
卸
(
おろ
)
名利
(
みょうり
)
図
(
はか
)
有
(
も
)
堕
(
お
)
嬉戯
(
きぎ
)
定法
(
じょうほう
)
己
(
おの
)
帰依
(
きえ
)
慰藉
(
いしゃ
)
懺悔
(
ざんげ
)
敵塁
(
てきるい
)