“一堆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いったい50.0%
いっつい25.0%
いつたい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
稲荷のほこらも垣根も雪に隈取くまどられ、ふだんの紅殻べんがらいろは、河岸の黒まった倉庫に対し、緋縅ひおどしのよろいが投出されたような、鮮やかな一堆いったいに見える。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
むっくりとき立てのもちのようななごみを帯びた一堆いっついの肉の美しい小山が見えた。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
畑中の一堆いつたいきうに土造の穀物納屋の立ちたるを聖書の画見る心地にをかしと見つゝ、やがてナザレの山麓に到る。石だらけの山坂路やまさかみち、電光形に上りて行く。