“いっつい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一対96.9%
一堆3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしてそれを食う時に、必竟ひっきょうこの菓子を私にくれた二人の男女なんにょは、幸福な一対いっついとして世の中に存在しているのだと自覚しつつ味わった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
わしのロケットはあの第三十八階ですべての出発準備をととのえていたのだ。ただけていたのは遊星植民に大事な一対いっついの男女——男はこのわし。
遊星植民説 (新字新仮名) / 海野十三(著)
むっくりとき立てのもちのようななごみを帯びた一堆いっついの肉の美しい小山が見えた。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)