“一毫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちごう88.5%
いちがう7.7%
ひとすじ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人から一毫いちごうおかされまいと、強い点をあくまで固守すると同時に、せめて半毛はんもうでも人をおかしてやろうと、弱いところは無理にもひろげたくなる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
正真ほんたうの教育者といふものは、其完全無欠な規定の細目を守つて、一毫いちがう乱れざるていに授業を進めて行かなければならない、若しさもなければ、小にしては其教へる生徒の父兄
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
まことや、魔の睫毛まつげ一毫ひとすじに、いま、右の目に鏨を丁と打ったと思うと