一毫いちがう)” の例文
正真ほんたうの教育者といふものは、其完全無欠な規定の細目を守つて、一毫いちがう乱れざるていに授業を進めて行かなければならない、若しさもなければ、小にしては其教へる生徒の父兄
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
われすなはち神となりたる也。感謝す、予はこの驚絶、駭絶の意識をば、直接に、端的に、神より得たり、一毫いちがう一糸だに前人の証権をなかだちとし、しくは其の意識に依傍したる所あらざる也。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)