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篋底
ふりがな文庫
“篋底”の読み方と例文
読み方
割合
きょうてい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうてい
(逆引き)
ただ余の
出立
(
しゅったつ
)
の朝、君は
篋底
(
きょうてい
)
を探りて一束の草稿を持ち来りて、亡児の
終焉記
(
しゅうえんき
)
なればとて余に示された、かつ今度出版すべき文学史をば亡児の記念としたいとのこと
我が子の死
(新字新仮名)
/
西田幾多郎
(著)
コレ鄙稿ヲ
篋底
(
きょうてい
)
ニ探リ出シテ
新
(
あらた
)
ニ
剞劂
(
きけつ
)
氏ニ託スル
所以
(
ゆえん
)
ナリトイフ。大正十五年
丙寅
(
へいいん
)
初春永井荷風識。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
こういうと極めて
暢気
(
のんき
)
なようであるが、実にその京都遊学の一年間は、精神肉体共に堪え難き苦痛と戦った時代であった。それは何冊かの日記になって今もなお
篋底
(
きょうてい
)
に残って居る。
子規居士と余
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
篋底(きょうてい)の例文をもっと
(6作品)
見る
篋
漢検1級
部首:⽵
15画
底
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
“篋”で始まる語句
篋
篋中
篋篚
篋衍
“篋底”のふりがなが多い著者
西田幾多郎
高浜虚子
水上滝太郎
永井荷風
泉鏡花