“篋中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうちゅう50.0%
けふちゆう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衍頓首(とんしゅ)して謝し、尋(つい)で卒すと。篋中(きょうちゅう)の朱書、道士の霊夢、王鉞(おうえつ)の言、呉亮(ごりょう)の死と、道衍の請(こい)と、溥洽の黙(もく)と、嗚呼(ああ)、数たると数たらざると、道衍蓋(けだ)し知ることあらん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
此(この)時(とき)程済は辛くも篋(かたみ)を砕き得て、篋中(きょうちゅう)の物を取出(とりいだ)す。出(い)でたる物は抑(そも)何ぞ。釈門(しゃくもん)の人ならで誰(たれ)かは要すべき、大内などには有るべくも無き度牒(どちょう)というもの三張(ちょう)ありたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「離朱(りしゆ)の明も睫上(せふじやう)の塵を視る能(あた)はず、仲尼(ちゆうぢ)の智も篋中(けふちゆう)の物を知る能はず云々」
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)