“あんま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
按摩60.9%
余32.0%
餘5.7%
兄様0.3%
安間0.3%
老按摩0.3%
詐欺0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おばあさん、よく考(かんが)えてみるがいい。こんな子供(こども)があったら、どれほど、家(うち)の役(やく)にたつかしれないぜ。」と、按摩(あんま)はいいました。
海からきた使い (新字新仮名) / 小川未明(著)
「余(あんま)り酷(ひど)すぎる」と一語(ひとこと)僅(わず)かに洩(もら)し得たばかり。妻は涙の泉も涸(かれ)たか唯(た)だ自分の顔を見て血の気のない唇(くちびる)をわなわなと戦(ふる)わしている。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
ロミオ (炬火持に對ひ)俺(おれ)に炬火(たいまつ)を與(く)れい。俺(おれ)には迚(とて)も浮(う)かれた眞似(まね)は出來(でき)ぬ。餘(あんま)り氣(き)が重(おも)いによって、寧(いっ)そ明(あかる)いものを持(も)たう。
兄様(あんま)が、逐々(ありありて)戻り来しぞ。のう、喜(おむが)しやのう。……まず、久々の挨拶(じぎ)をなされ。兄様(あんま)、お身もお君になんぞ話をしてやってたもい。
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「おお、そうじゃったのう……さあ、さあ、お君も手伝うて。……お君や兄様(あんま)に問うてみや、生臭(なまぐさ)を上げたら悪かろうか、好物の鶫もあるのじゃがと」
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
立花左仲(さちう)は此騷動(さうだう)を聞と等(ひとし)く安間(あんま)の宅(たく)へ忍(しの)び入二百兩奪(うば)ひ取りて逐電(ちくでん)せしかば嘉川(かがは)家宅番(たくばん)の者より此段大岡殿へ屆け出しなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
出し新規(しんき)に抱へる者共には用人立花左仲(たちばなさちう)安間(あんま)平左衞門又中小姓には安井伊兵衞孕石(はらみいし)源兵衞其外徒士(かち)六人の者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
私はこんな大和路の古い街にも住む按摩(あんま)が、奇妙にも懐かしく詩興(しきょう)を深く感じた、そこで、早々(そうそう)二階へ呼上(よびあ)げたら彼(か)れは盲人(めくら)の老按摩(あんま)であった。
菜の花物語 (新字新仮名) / 児玉花外(著)
……掏摸(とうべえ)もなければ、ゆすり、空巣狙(しろたび)、万引(にざえもん)、詐欺(あんま)……なにひとつない。御番所も詰所も、まるっきし御用がなくなって、鮒が餌づきをするように、あくびばかりしているんでございます