“呼上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よびあげ50.0%
よびあ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名差なざしにて對面せんと思案し頓て芝八山なる天一坊が旅館りよくわんの門前に來りける箱番所はこばんしよには絹羽織きぬはおり菖蒲皮しやうぶかははかま穿はきひかへし番人大音に御使者と呼上よびあげれば次右衞門は中の口に案内を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さても小間物屋彦兵衞は其身そのみつみなくして享保きやうほ八年霜月しもつき十八日入牢じゆらうとなりしが同廿一日馬喰町市郎左衞門并に下女留隱居所いんきよじよ隣家りんかの者町役人等迄呼出有りて大岡殿市郎左衞門と呼上よびあげられ其方伯母をば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
私はこんな大和路の古い街にも住む按摩あんまが、奇妙にも懐かしく詩興しきょうを深く感じた、そこで、早々そうそう二階へ呼上よびあげたられは盲人めくら老按摩あんまであった。
菜の花物語 (新字新仮名) / 児玉花外(著)