兄様あんま)” の例文
旧字:兄樣
兄様あんまが、逐々ありありて戻り来しぞ。のう、おむがしやのう。……まず、久々の挨拶じぎをなされ。兄様あんま、お身もお君になんぞ話をしてやってたもい。
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「おお、そうじゃったのう……さあ、さあ、お君も手伝うて。……お君や兄様あんまに問うてみや、生臭なまぐさを上げたら悪かろうか、好物の鶫もあるのじゃがと」
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
兄様あんま、あなた、お精進でなくてはいけませんの」
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)