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安間
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あんま
立花
左仲は此
騷動を聞と
等く
安間の
宅へ
忍び入二百兩
奪ひ取りて
逐電せしかば
嘉川家
宅番の者より此段大岡殿へ屆け出しなり
出し
新規に抱へる者共には用人
立花左仲安間平左衞門又中小姓には安井伊兵衞
孕石源兵衞其外
徒士六人の者を
致して
居ると見ゆる
先づ夫は
兎も
角も多兵衞汝が世話で嘉川家へ
奉公住致せし
安間平左衞門と申者は其方
何の
縁に
因て請人になりしやと尋ねらるゝに多兵衞其の
安間平左衞門儀は私しの
弟願山の懇意にせし
縁を