“奉公住”の読み方と例文
読み方割合
ほうこうずみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
萬「へい、たしか五ヶ年前と承わりましたが、わたくしは其ののち奉公住ほうこうずみをいたしましたので」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
致してると見ゆるづ夫はかくも多兵衞汝が世話で嘉川家へ奉公住ほうこうずみ致せし安間あんま平左衞門と申者は其方なんえんよつて請人になりしやと尋ねらるゝに多兵衞其の安間あんま平左衞門儀は私しのおとゝ願山の懇意にせしえん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
図らず勇治の処へ来たのは何よりさいわいで、拙者は深見新五郎であるが、仔細あって暫く遠方へ参って居たが、今度此方へ出て参っても何処どこと云って頼る処も無し、何処か知れぬ処へ奉公住ほうこうずみを致したいが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)