“初奉公”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ういぼうこう66.7%
うひぼうこう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝろざしはうれしけれどかへりてからがをんなはたらき、れのみか御主人ごしゆじんへは給金きうきん前借まへがりもあり、それッ、とふてかへられるものではし、初奉公ういぼうこう肝腎かんじん辛棒しんぼうがならでもどつたとおもはれてもらねば
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
お葉は一昨年の春から初奉公ういぼうこうで近所の水戸屋という煙草屋の女中に住み込んだ。
半七捕物帳:36 冬の金魚 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それッ、と言ふて歸られる物では無し、初奉公うひぼうこうが肝腎、辛棒がならで戻つたと思はれても成らねば、お主大事に勤めて呉れ、我が病も長くは有るまじ、少しよくば氣の張弓
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)