初奉公ういぼうこう)” の例文
こゝろざしはうれしけれどかへりてからがをんなはたらき、れのみか御主人ごしゆじんへは給金きうきん前借まへがりもあり、それッ、とふてかへられるものではし、初奉公ういぼうこう肝腎かんじん辛棒しんぼうがならでもどつたとおもはれてもらねば
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
お葉は一昨年の春から初奉公ういぼうこうで近所の水戸屋という煙草屋の女中に住み込んだ。
半七捕物帳:36 冬の金魚 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)