“土砂降”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どしゃぶ40.0%
どしやぶ20.0%
どしゃぶり20.0%
どしやぶり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土砂降どしゃぶりに降ってる。おまけにいぬらが通りかかる。番兵も向こうに立ってる。こっちゃにいりゃあつかまるばかりだ。」
土砂降どしやぶりの雨であつた。輪タクに案内させて、港に近い、千石町とか云ふところの、小さい宿屋に案内された。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
怪飛けしとんだようになって、蹌踉よろけて土砂降どしゃぶりの中を飛出とびだすと、くるりと合羽かっぱに包まれて、見えるは脚ばかりじゃありませんか。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こゝは英雄えいゆう心事しんじはかるべからずであるが、ぶちまけられるはうでは、なん斟酌しんしやくもあるのでないから、さかしま湯瀧ゆだき三千丈さんぜんぢやうで、流場ながしば一面いちめん土砂降どしやぶりいたから、ばちや/\とはねぶ。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)