“どしやぶり”の漢字の書き方と例文
語句割合
土砂降100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝは英雄えいゆう心事しんじはかるべからずであるが、ぶちまけられるはうでは、なん斟酌しんしやくもあるのでないから、さかしま湯瀧ゆだき三千丈さんぜんぢやうで、流場ながしば一面いちめん土砂降どしやぶりいたから、ばちや/\とはねぶ。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かう云ふ人情の矢面やおもてには如何いかなる芸術至上主義も、提燈におしなさいと云ふ忠告と同様、き目のないものと覚悟せねばならぬ。我我は土砂降どしやぶりりの往来に似た人生を辿たど人足にんそくである。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)