“流場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながし50.0%
ながしば50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
炊事場の棚をつけなおし、落葉でつまっていたといを掃除して、清水しみず流場ながしへ流れこむようにした。雑草のなかに倒れていたドアをひきおこし、骨を折ってこれを入口にとりつけた。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
こゝは英雄えいゆう心事しんじはかるべからずであるが、ぶちまけられるはうでは、なん斟酌しんしやくもあるのでないから、さかしま湯瀧ゆだき三千丈さんぜんぢやうで、流場ながしば一面いちめん土砂降どしやぶりいたから、ばちや/\とはねぶ。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)