“降(ふる)” の例文
訴(うつた)へるわけゆゑ言(いは)は裁許(さいきよ)破毀(やぶり)の願ひなれば一ト通りの運(はこ)びにては貫徹(つらぬく)事六(むづ)ヶ敷(し)からんされば長庵とやらが大雨(おほあめ)の降(ふる)に傘(かさ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
月末にいたれば目にも留(とま)るほどに昨日今日(きのふけふ)と雪の丈け低くなり、もはや雪も降(ふる)まじと雪囲(かこひ)もこゝかしこ取のけ、家のほとり庭(には)などの雪をも掘(ほり)すつるに
左伝(さでん)に平地尺に盈(みつる)を大雪と為(す)と見えたるは其(その)国暖地なればなり。唐の韓愈(かんゆ)が雪を豊年の嘉瑞(かずい)といひしも暖国の論なり。されど唐土(もろこし)にも寒国は八月雪降(ふる)事五雑俎(ござっそ)に見えたり。
雪 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
男「今雨が降らんでは作(さく)の為によく無(な)えから、私(わし)の方じゃア降(ふる)も些(ちっ)とはよいちゃア」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
袖(そで)を翳(かざ)せば雨(あめ)も降(ふる)なり、眉(まゆ)を開(ひら)けば風(かぜ)も吹(ふ)くぞよ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
罪に行ひけるに天其不政を憎(にく)み給ひしが其處三年の間雨(あめ)降(ふる)事なく飢饉(ききん)成しにより其後鎭臺を代られたり後の鎭臺此事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
月末にいたれば目にも留(とま)るほどに昨日今日(きのふけふ)と雪の丈け低くなり、もはや雪も降(ふる)まじと雪囲(かこひ)もこゝかしこ取のけ、家のほとり庭(には)などの雪をも掘(ほり)すつるに
其余(そのよ)の四郡(ぐん)は雪のつもる㕝三郡に比(ひ)すれば浅し。是を以論(ろん)ずれば、我住(わがすむ)魚沼郡は日本第一に雪の深(ふかく)降(ふる)所なり。
なし節句前毎(せつくまへごと)に藥禮(やくれい)の目録(もくろく)其他の進物(しんもつ)など雨(あめ)の降(ふる)如く成れば作藏は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其余(そのよ)の四郡(ぐん)は雪のつもる㕝三郡に比(ひ)すれば浅し。是を以論(ろん)ずれば、我住(わがすむ)魚沼郡は日本第一に雪の深(ふかく)降(ふる)所なり。
左伝に(隠公八年)平地(へいち)尺(しやく)に盈(みつる)を大雪と為(す)と見(み)えたるは其国(そのくに)暖地(だんち)なれば也。唐(たう)の韓愈(かんゆ)が雪を豊年(ほうねん)の嘉瑞(かずゐ)といひしも暖国(だんこく)の論(ろん)也。されど唐土(もろこし)にも寒国は八月雪降(ふる)事五雑組(ござつそ)に見えたり。
春にいたりても年(とし)によりては雪の降(ふる)こと冬にかはらざれども、積(つもる)こと五六尺に過(すぎ)ず。天地に阳気(やうき)有(ある)を以なるべし。されば春の雪は解(とく)るもはやし、しかれども雪のふかき年は春も屋上(やねのうへ)の雪を掘(ほる)ことあり。