“サガ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:さが
語句割合
30.0%
20.0%
10.0%
10.0%
10.0%
10.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二上山の男嶽ヲノカミ女嶽メノカミの間から、急にサガつて来るのである。難波ナニハから飛鳥アスカの都への古い間道なので、日によつては、昼は相応な人通りがある。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
盆が済むと、蓮の葉や青薦アヲゴモに捲いて、川に流す瓜や茄子は、精霊の依代となつたものだから流すので、単に供物であるならば、おサガりを孝心深い児孫が御相伴せないではゐない筈である。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かくならむサガの色—。
我が愛する詩人の伝記 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
染め木綿の類がサガつて居たのである。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かたくなに言ひつのりしが、死にゆけば はた清らなるサガよみがへる
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
国中ノ一揆イツキ、スデニ敗亡イタシ、右往左往ニ、山々ヘ逃ゲノボリ候ヲ、仮借カシヤクナク山林マデ尋ネサガシ、男、女ノ隔テニ及バズ、斬ツテ捨ツベキノ旨、仰セ出ダサレ、八月十五日ヨリ十九日マデ
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黄櫨成列隴※間 南望平々是海湾 未サガ三五駅忽林塍タリ温山
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)